流刑という暗く重いテーマを扱いながら、レジス・ヴァルニエは語り手としての才能を今回もまた、存分に発揮し、素晴らしい感動のドラマを見せてくれた。ボネール、メンシコフのカップルは悲痛なまでに美しい。




超大作という外面の彩りに目を奪わんばかりなのに、それがしっかりとひとつの目的のために費やされている。共産主義が生んだ犠牲者すべての精神の動揺と悲哀を謳いあげるという、そのただひとつの目的のために。




歴史の汚濁に花開いた愛の歴史。レジス・ヴァルニエは政治主張の映画に陥ることを明らかに避けながら、感動を生み出すことに細心の注意を払っている。テーマそのものにも充分な魅力を持った必見作。




『イースト/ウエスト 遙かなる祖国』は愛を謳ったフランス映画の偉大な伝統を引き継いだ秀作。甘さをまったく排除し、複雑な情感をより明確に浮きあがらせている。




独創的で強烈なテーマ。俳優たちの見事な演技は近頃稀なもので、心を打たずにはいられない。今シーズンのトップを飾る感動作。




やはりソ連の役人の描写については戯画化を免れない印象を与えるのが残念だが、しかしこの映画には心地よいまでの緊迫感がみなぎり、息つく隙も与えない。物語の内容がまさにそれを要求しているからだ。




映像的な素晴らしさが、内容の深さに結びついている。
私は1956年の春まで、軍人として二年間モスクワに駐屯していたが、この映画には感動させられた。世界中で何百万人という犠牲者を出した共産主義の、過酷で悲惨な実態を今でも否定しようとする人たちがいるけれど、その意見を打ち砕くのに最も有効な映画だと思う。とにかく必見の映画だ。




ニュースよりも多くのことを教えられた、感動的な映画。
本当に素晴らしい。ロシアの歴史をまったく別な視点からとらえ、この映画の魅力を作りあげている。二度見て二度とも大満足した。
監督に脱帽、俳優たちには賛辞を捧げたい。私はロシアが大好きで、まだこれから何度もこの映画を見たいと思っている。