スタッフ&キャスト



1928年6月7日、カリフォルニア州バークレー生まれ。オレゴン大学で建築と現代美術を専攻した後、南カリフォルニア大学映画科在学中の57年に短編ドキュメンタリー映画“Venice:Theme and Variations”を監督。同時に脚本、撮影、製作も手掛けた同作は、「ニューヨーク・タイムス」の57年最優秀非商業映画の10本に選ばれるなど、絶賛された。続く、“The Sword and the Flute”(59)はインドの小画像をモチーフにし、また64年の“The Delhi Way”ではインド人街をフィルムに収めるなど、早くもインド文化への傾倒を明確にしている。61年にイスマイール・マーチャントとともに《マーチャント・アイヴォリー・プロ》を設立し、63年に『新婚生活』(テレビ放映)で長編デビュー、ルース・プラーヴァー・ジャブヴァーラの原作を基にし、彼女自ら脚本を初執筆した。その後も、《マーチャント・アイヴォリー・プロ》で次々と監督作を発表し、65年の『インドのシェイクスピア』(テレビ放映)でベルリン映画祭銀熊賞を受賞、72年の『野蛮人たち』(ビデオ公開)がカンヌ映画祭監督週間に出品されるなど、次第に国際的に注目を浴び、81年のカンヌ映画祭コンペティション部門に正式出品された『カルテット』ではイザベル・アジャーニが最優秀女優賞を受賞する。86年、E.M.フォースターの原作を映画化した『眺めのいい部屋』が世界的なヒットを記録、その年のアカデミー賞で作品、監督を含む8部門で候補となり、脚色、衣裳、美術デザイン賞を受賞。イギリス・アカデミー賞でも最優秀作品賞に輝くなど、名匠としての地位を確立。87年の『モーリス』ではベルリン映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞し、89年にタマ・ジャノヴィッツのベストセラー小説を映画化した『ニューヨークの奴隷たち』をアメリカで撮影し、続く『ミスター&ミセス・ブリッジ』(90)ではニューヨーク映画批評家協会賞で主演女優(ジョアン・ウッドワード)、脚本賞を受賞した。その後、『ハワーズ・エンド』(92)ではアカデミー賞で監督賞を含む9部門で候補となり、主演女優(エマ・トンプソン)、脚色、美術デザイン賞を受賞。『日の名残り』(93)でもアカデミー賞監督賞候補となるなど、絶賛される。95年の『ジェファソン・イン・パリ/若き大統領の恋』に続いて、カンヌ映画祭コンペティション部門に正式出品された本作『金色の嘘』は『ヨーロピアンズ』(79)『ボストニアン』(84)(ともにビデオ公開)に続き3度目のヘンリー・ジェイムズ原作の映画化作品である。


57   “Venice:Theme and Variations”(短編)
59   “The Sword and the Flute”(短編)
63   『新婚生活』“The Householder”テレビ放映
     ●インドU.P.ジャーナリスト賞=監督賞、主演男優賞(シャシ・カプール)
     ●ニューヨーク《マドモワゼル・マガジン》
      最優秀映画賞=主演女優賞(リーラ・ナイドゥ)
64   “The Delhi Way”(短編)
65   『インドのシェイクスピア』“Shakespeare Wallah”テレビ放映
     ●フランス映画アカデミー賞=作品賞
     ●ベルリン映画祭=銀熊賞(最優秀女優賞マドハール・ジャフリー)
69   “The Guru”
     ●《スコラスティック・マガジン》作品賞
70   『ボンベイ・トーキー』“Bombay Talkie”ビデオ公開
72   “Adventures of a Brown Man in Search of Civilization”(短編)
     『野蛮人たち』“Savages”ビデオ公開
75   『プリンセスの自叙伝』“Autobiography of a Princess” (短編)ビデオ公開
76   “The Wild Party”
77   『ローズランド』“Roseland”
78   『マハラジャ・優雅なる苦悩』
     “Hullabaloo Over Georgie and Bonnie's Pictures”ビデオ公開
79   『ヨーロピアンズ』“The Europeans”ビデオ公開
     “The Five Forty-Eight”(短編集)
80   『マンハッタンのジェイン・オースティン』“Jane Austien in Manhattan”ビデオ公開
81   『カルテット』“Quartet”
     ●カンヌ映画祭=最優秀女優賞(イザベル・アジャーニ)
83   『熱砂の日』“Heat and Dust”
     ●イギリス・アカデミー賞=脚本賞
     ●イギリス国際批評家協会賞=脚本賞
84   『ボストニアン』“The Bostonians”ビデオ公開
86   『眺めのいい部屋』“A Room with a View”
     ●アカデミー賞=脚色賞、美術デザイン賞、衣裳デザイン賞
     ●大英批評家協会賞=作品賞
     ●イギリス・アカデミー賞=作品賞、主演女優賞(マギー・スミス)、主演男優賞(デンホルム・エリオット)、衣裳デザイン賞
     ●イギリス映画協会賞・作品賞
     ●イタリア・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞=監督賞、外国語映画賞
87   『モーリス』“Maurice”
     ●ベルリン映画祭=銀熊賞(監督賞)、最優秀男優賞(ジェイムズ・ウィルビィ、ヒュー・グラント)、音楽賞
89   『ニューヨークの奴隷たち』“Slaves of New York”
90   『ミスター&ミセス・ブリッジ』“Mr. & Mrs. Bridge”
     ●ニューヨーク映画批評家協会賞=主演女優賞(ジョアン・ウッドワード)、脚本賞
92   『ハワーズ・エンド』“Howards End”
     ●アカデミー賞=主演女優賞(エマ・トンプソン)、脚色賞、美術デザイン賞
93   『日の名残り』“The Remains of the Day”
     ●イギリス・アカデミー賞=主演男優賞(アンソニー・ホプキンス)
     ●イギリス映画批評家協会賞=作品賞
95   『ジェファソン・イン・パリ/若き大統領の恋』“Jefferson in Paris”
     『キング・オブ・フィルム/巨匠たちの60秒』(オムニバス)
     “LUMIERE ET COMPAGNIE”ビデオ公開
96   『サバイビング・ピカソ』“Surviving Picasso”
98   『シャンヌのパリ、そしてアメリカ』“A Soldier's Daughter Never Cries”
2000 『金色の嘘』“The Golden Bowl”