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――キャストが多彩ですね。
「とにかく、僕が好きな人たちに出てもらった。ロバート・ショーン・レナードとスティーヴ・ザーンは旧友で、僕の劇団にかかわったこともある。それに僕の青春時代の憧れの人、クリス・クリストファーソン。テキサス生まれの人間にとって、彼は神様みたいな存在だ。ボヘミアン・スピリットがあって、この映画の精神的な部分を支えられる俳優に出て欲しかった。アメリカ移民はエリス・アイランドを通ってニューヨークにやってくるが、ボヘミアンにとっては、チェルシー・ホテルがそんな役割をはたしている」
――ユマ・サーマンとの共同作業について話して下さい。
「アーティストであり、クリエイターでもある妻と監督作で組めたのは素晴らしいと思う。彼女は強くて、カリスマ的な女性の役が多いけど、僕としてはもっと繊細でもろい部分を出したかった。実際に彼女が持っている部分だし、ふだんの彼女にも近いからね。でも、これまで多くの巨匠監督と仕事をしてきたユマは、「あなたが監督なの?」と、僕をどこか茶化して見ていた。「夕日を背景に撮影しよう」と僕がいうと、「明日にしましょう。子供が、もう疲れてるわ」。そこで「分かった。じゃあ、明日だね」と僕が折れる(笑)。でも、こんな彼女の明るさ、軽さのおかげで、僕たちはいい関係を保てたと思うよ」
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