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ここでは弊社の配給作品に限らず、フランス映画界の最新ニュースをお届けします。(毎週月曜日に更新) Report-Yuko TANAKA (PARIS) |
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LE 16 AOUT 2004 |
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今年のフランス映画祭横浜で初長編監督作品「世界でいちばん不運でしあわせな私」が上映されたヤン・サミュエル監督がいきなりアメリカに渡ることになった。彼に白羽の矢があたったのは、リチャード・バック原作で日本では村上龍訳で「イリュージョン」のタイトルで出版されている『退屈している救世主の冒険』“THE ADVENTURES OF A RELUCTANT MESSIAH”。現代のイリノア州の麦畑に突然現れた救世主と主人公リチャードの交流を描いたこの物語は、アメリカだけでも1500万部も売れている大ベストセラー。ヤン・サミュエル監督にとってはなかなかのプレッシャーになるのでは?ジャン=ピエール・ジュネ、マチュー・カソビッツ、ピトフらここ最近のフランス人監督のアメリカ進出は多いけれど、この手のファンタスティック系なドラマは珍しいだけに、お手並み拝見と行きたいところ! |
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北アフリカ出身の俳優として、もっとも引っ張りだこの俳優ロシュディ・ゼムにまたまた新作のニュース。日本でも社会派ヒューマンコメディ「ナショナル7」が公開されたジャン=ピエール・シナピ監督の新作『農場でキャンプ』“CAPMPING A LA FERME”の中で彼が演じるのは、田舎で公共利益労働をすることになった問題を抱えた7人の「抜け目のない奴ら」を引率する教育者。フランスでは有名セレブが昔スタイルの農場で共同生活するリアルTVが大ヒットしたけれど、この作品は監督の前作同様、笑いを交えたもっと奥深いヒューマンドラマになることは間違いなし。「抜け目のない奴ら」はジャン=ピエール・ジュネ監督作品の常連ドミニク・ピノンなど個性的なメンバーから成り立っており、なかなか手強そう!撮影はロープ・アルプ地方で8月9日からスタートしている。 |
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「ミッション:クレオパトラ」や「ディディエ」の監督や「ムッシュー・カステラの恋」へ出演しているアラン・シャバが、ベルギー産の人気BDキャラクター「マルシピラミ」を映画化することを明らかにした。1952年にアンドレ・フランキンの手によって生まれた、黄色い体に黒い斑点、長いシッポをもったこのキャラクターは子供たちに大人気。俳優や背景は実写、そしてマルスピラミは3Dで描かれ、完成にはかなりの時間がかかることが予想されているが、既にテストをしてみたシャバ監督はその仕上がりにかなり満足したとか。「シュレク2」のフランス版でシュレクの声を担当した彼。この経験によってアニメーションの思い入れが更に深まったのかも。ちなみこのマルシピラミ、1990年にディズニー社がテレビアニメ化しようと権利を得たが、暗礁に乗り上げたことがある。 |
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ジュリエット・ビノシュとダニエル・オートゥイユが久々に共演するミヒャエル・ハネケ監督の新作『隠されて』“CACHE”が現在撮影中。実はこの作品、2002年春に製作が発表され、2003年の撮影が予定されていたがその後中止に。プロデューサーがアラン・サルドからマ−ガレット・メネゴズに変わって今回の撮影に至ったという逸話つき。ハネケ監督は故郷オーストリアで教鞭をとっているので、撮影は夏休みの間しかできないことは有名な話。まさに一年留年の作品となったということ?さて、その物語の方は罪悪感と償いがテーマ。テレビの文学番組の司会者の夫と出版会社に務める妻の元に謎のヴィデオテープが送られ始め、妻は知らなかった夫の過去を発見する、というもの。共演はナタリー・リシャール(「パリでかくれんぼ」)、ドクゥニ・ポダリデス(「レセ・パセ」)、アニ−・ジロドー(「ピアニスト」)。 |
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8月26日から9月6日まで70カ国から集まった400本近くの作品が上映される第28回モントリオール国際映画祭で、イザベル・アジャーニに名誉賞が捧げられることになった。これに合わせて上映される作品として選ばれたのは、フランソワ・トリュフォー監督の「アデルの恋の物語」とブリュノ・ニュイッテン監督の「カミーユ・クローデル」で、2作品ともオスカー候補になった国際的評価の高い作品。映画祭快調のセルジュ・ロジック氏は「私達、そして世界中のシネフィリ−にとって、イザベル・アジャーニは素晴らしいアーティスト、奥の深い特別な登場人物でも一見軽そうな役でも熟練した技で演じることができる女優」と賛辞を送っている。現在、泥沼の別離でフランスのマスコミのターゲットになっている彼女だけれど、先月の日本来日、そしてこの映画祭と女優としての活動への意欲は更に倍増? |
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今年のフランス映画祭横浜の団長、そしてアンヌ・フォンテーヌ監督の新作『恍惚』のプロモーションでその輝くばかりの美しさを放っていたエマニュエル・ベアール。その彼女が女性月刊、フランス版マリ−・クレールで「完璧なカラダ」の秘訣を語っている。まず朝目覚めた時にすることは、笑顔。そしてベッドから出る前に小さなボトルの水を飲み干すとか。また一緒に同居している100才を超えたおばあちゃんが彼女のファミリーにとってのお医者さん。そのおばあちゃんはホメオパシー(同毒療法)に精通していて、おかげで現代医療のお世話になることはほとんどなし。普段の食事もこのおばあちゃんの影響が強く、かなりバランスのとれた食生活は小さいころからの習慣に。そして何と彼女にはお気に入りの中国鍼師と指圧師がいるそうで、アジアの健康療法がかなりお気に入りのよう。妊娠の時には自然にまかせて28キロも体重が増えてしまったそうだけど、役作りのためには太ることも痩せることも恐くないとか! |
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LE 9 AOUT 2004 |
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ヤン・クーネン監督の野心作「ブルーベリー」で企画自体から参加をしたヴァンサン・カッセル。この経験から彼がプロデューサー業に目覚めてしまった!新人監督キム・シャピロンによる初の製作作品『悪魔』“LE SHEITAN”は、都会から田舎にやってきた3人の若者が過酷な自然とそれぞれの中に住む「悪魔」と対峙することになってしまう物語。もちろん本人も出演、クーネン作品の常連も顔をそろえている。ヴァンサン曰く、「わらの犬」など70年代のアメリカ映画やラリー・クラーク作品の中間を占めるようなコミカルでセクシーな作品を目指しているそう。実はヴァンサン、監督業にも興味を持ったのだが、「これは自分に合っていない」と思って諦めてしまったとか。彼が監督のモニカ主演作品なんて是非見たい気がするんだけれど… |
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30代のパリジェンヌ、ジョ−の職業は映画のキャスティング・ディレクター。毎日死ぬ程の数の男性を仕事を見てきて、男性を男性とは見れなくなってしまったような状態。しかも仕事は山積み、自己中心的な監督、売れない俳優、曖昧な返事ばかりの宣伝担当などに囲まれてストレスはたまる一方。そこに理想とは全く正反対の男性、ベルナールが現れて…これが現在パリで撮影中の新人女性監督ジャンヌ・ビラスによるラブ・コメディ『次の人!』“AU SUIVANT!”の内容。監督は自身もキャスティング・ディレクターをしていたというだけに、映画界の裏側を描くその信憑性は間違い無し?主役を演じるのはテレビの人気番組でお茶の間の人気者となったアレクサンドラ・ラミー、共演には引っ張りだこの若手俳優クロヴィス・コルニヤック、そして製作はリュック・ベッソン率いるヨーロッパ・コープ。 |
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新人監督の低予算作品に有名もしくは演技派俳優が集まって話題を呼んでいる。1999年の中編作品『無実の誘惑』“LA TENTATION DE L'INNOCENCE”で注目を浴びた女性監督ファビエンヌ・ゴデの社会派スリラー『こう申しては失礼ですが』“SAUF LE RESPECTE QUE JE VOUS DOIS”に出演するのは、「息子のまなざし」でカンヌ男優賞受賞経験ありのオリヴィエ・グルメ、 セザール賞獲得済みのドミニク・ブラン(「愛する者よ、列車に乗れ」)、2004年のセザール賞で新人&助演女優賞をダブル受賞したジュリー・ドパルデュー、そして「TAXi」シリーズからティム・バートン監督の「ビッグ・フィッシュ」まで、どんどん成長を続けるマリオン・コティヤール。先の中編で既にエマニュエル・ドゥヴォス、アントワーヌ・シャピー(「男と女と男」)を料理している監督だけに、その采配に注目したいとこと。7月31日にスタートした撮影はパリとアンジェで8週間に渡って行われる。 |
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1990年に「恋愛小説ができるまで」でデビューしたクリスチャン・ヴァンサン監督が、6月28日より4年ぶりの新作『子供たち』“LES ENFANTS”を撮影中。ダン・フランクの小説の映画化にあたる本作は、いきなり6人家族になってしまったカップル(つまり合わせて4人の連れ子!)を描いた物語。フランスでは別離や新しい出会いによって複雑な構成となっている家族も多いが、この作品の中で振り回されるの子供達、それとも親達?ジェラール・ランヴァン「ル・ブレ」)、カリン・ヴィアール(「不倫の公式」)の組み合わせに加え、たくさんの子供達の声に溢れた撮影は10月までパリで繰り広げられる。製作は映画監督&プロデューサーのクロード・ベリ。 |
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パリの真夏の夜の彩る映画祭として人気の『月明かりの映画館』“CINEMA AU CLAIR DE LUNE”。今年で第4回目を迎えたこの野外映画祭が8月4日から26日までに16ケ所で上映される。その作品たちは、スタンリー・ドーネン監督の「シャレード」(12日/サン・マルタン運河/10区)、エリック・ロメール監督の「獅子座」(13日/サン・シュルピス教会/6区)、ジャック・タチ監督の「トラフィック」(14日/アンドロ・シトロエン公園/15区)などなど。初日にあたった8月4日、ジャン=リュック・ゴダール監督の「女は女である」を見るためにモンマルトルに集まった観客はなんと7500人!映画祭のスタートを記念して主演女優アンナ・カリーナも登場、会場に集まった人たちは「映画はもちろん、選ばれた場所も魅力的!」とワインやサンドイッチなどを持ち寄って夜のピクニック気分の上映を楽しんでいた。もちろんこの映画祭は無料、観光客でも十分に楽しめるから是非トライしてみて! 公式サイト:http://clairdelune2004.forumdesimages.net/ |
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新聞JOURNAL DE DIMANCHE紙が15才以上のフランス人を対象に行ったアンケート『 フランス人お気に入りのフランス人』“FRANCAIS PREFERES DES FRANCAIS”トップ50が発表になったが、さて、俳優達の結果は…。スポーツ界、歌謡界に混じって俳優の中で最も支持の高かったのは4位のジャン=ポ−ル・ベルモンド。現在リハビリ休業中の身であるにも関わらず、2003年11月の14位から大躍進。9位にはソフィー・マルソーが入っており、彼女の国民的人気はやはり「ラ・ブーム」以来、不動のものということが明らかに。その他、ダニエル・オートゥイユが35位にランクイン。ジャック・シラク大統領が38位だから、これはまずまずの結果といえるのでは?ちなみに1位に輝いたのは、誰も文句無し、サッカー選手ジヌディン・ジダン。 |
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LE 2 AOUT 2004 |
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9月1日から11日まで開催される第61回ヴェネチア映画祭の公式コンペティション作品が発表になった。21本中フランス映画は3本。クレール・ドニ、アルノー・デプレシャン、フランソワ・オゾンと国際映画祭ではお馴染みの納得の監督名が並んだことに。また招待作品には大御所クロード・シャブロル監督の作品、並行上映されるORIZZONTI(HORIZONS)部門にも3本のフランス映画が選ばれた。公式コンペティションの審査委員にはジョン・ブアマンを委員長に、スパイク・リ−監督、ウォルフガング・ベッカ−監督、スカーレット・ヨハンソンら、ORIZZONTI(HORIZONS)部門はニコラ・フィリベール監督が委員長。そしてマノエラ・デ・オリヴェイラ監督、スタンリー・ドーネン監督の功労賞が捧げられる。 *公式コンペティション 『家の鍵』“LE CHIAVI DI CASA”(ジャンニ・アメリオ監督/イタリア&フランス&ドイツ合作) “MAR ADENTRO”(アレハンドロ・アメナバール監督/スペイン) “LAVORARE CON LENTEZZA”(グイード・キエーザ監督/イタリア) 『闖入者』“L'INTRUS”(クレール・ドニ監督/フランス) 『王と王妃』“ROI ET REINE”(アルノー・デプレシャン監督/フランス) “PROMISED LAND”(アモス・ギタイ監督/イスラエル&フランス合作) “BIRTH”(Jonathan Glazer監督/アメリカ) 「珈琲時光」“CAFE LUMIERE”(侯孝賢監督/日本) “HA-RYU-IN-SAENG”(林權澤監督/韓国) 「世界」“SHIJIE”(賈樟柯(監督/中国&日本合作) “VERA DRAKE”(マイク・リ−監督/イギリス) “STRAY DOG”(マルズフィエ・メシュキニ監督/イラン) 「ハウルの動く城」(宮崎駿監督/日本) “ VANITY FAIR”(ミーラー・ナーイル監督/アメリカ) “5X2”(フランソワ・オゾン監督/フランス) “DELIVERY”(Nikos Panayotopoulos監督/ギリシャ) “OVUNQUE SEI”(ミケーレ・プラチド/イタリア) “UDALIONNYJ DOSTUP”(Svetlana Proskurina監督/ロシア) “PALINDROMES”(トッド・ソロンズ監督/アメリカ) “LAND OF PLENTY”(ヴィム・ヴェンダース監督/ドイツ) 『火のない冬の間』“TOUT UN HIVER SANS FEU”(Greg Zglinski監督/スイス) *招待作品 “EROS”(ミケランジェロ・アントニオーニ、スティーヴン・ソダ−バーグ、王家衛監督/フランス&香港&イタリア&アメリカ合作) 『新婦付き添いの娘』“LA DEMOISELE D'HONNEUR”(クロード・シャブロル監督/フランス) “THE MANCHURIAN CANDIDATE”(ジョナサン・ドゥミ監督/アメリカ) “FINDING NEVERLAND”(マーク・フォースター監督/アメリカ) “SHE HATE ME”(スパイク・リ−監督/アメリカ) “COLLATERAL”(マイケル・マン監督/アメリカ) “L'AMOURE RITROVATO”(Carlo MAZZACURATI 監督/イタリア) “NASTROJSCIK”(キラ・ムラートワ監督/ロシア) “O QUINTO IMPERIO”(マノエラ・デ・オリヴェイラ監督/ポルトガル&フランス合作) 「スチームボーイ」(大友克弘監督/日本) “THE MERCHANT OF VENISE”( マイケル・ラドフォード監督/イギリス&イタリア合作) “THE TERMINAL”(スティーブン・スピルバーグ監督/アメリカ) “THROW DOWN”(ジョニ−・ト−監督/香港) |
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カンヌ映画祭に公式出品され、脚本賞を受賞した最新作『一つのイメージのように』“COMME UNE IMAGE”の公開が待たれる女性監督アニエス・ジャウイ。彼女の女優としての出演作『ニーナの家』“LA MAISON DE NINA”が現在撮影に入っている。物語の舞台は第二次世界大戦終了直後で彼女は強制収容所から解放された子供達を受け入れる施設の院長を演じている。共演にはシャルル・ベルリング(「ドライ・クリーニング」)と、大注目の若手俳優ガスパール・ウリエル(「かげろう」)という、とっても魅力的なキャスティング!監督はこれが5作目、脚本家として「キュリー夫妻/その愛と情熱」(クロード・ピノトー監督/1996年)に参加したことのあるリシャール・ドンボ。パリ近郊で行われている撮影は9月まで続けられる。 |
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政治学を勉強した後に映画評論家、そして小説家の後に脚本家として「ニコラ」(クロード・ミレール監督)に参加したエマニュエル・カレール。昨年発表したドキュメンタリー監督作品『コテルニッチュへの回帰』“RETOUR A KOTELNITCH”が国際的な評価を得たが、とうとうフィクション作品にも進出。1987年に発表した自身の小説の映画化となる『ヒゲ』“LA MOUSTACHE”は、トレードマークであるヒゲを周りの人たちに内緒で剃ってしまったことにより大混乱を巻き起こしてしまう男性の物語で、今までカレールが脚本参加した作品とは毛色の違ったものになるのでは?主演にはヴァンサン・ランドン(「女はみんな生きている」)、妻役には「リード・マイ・リップス」のエマニュエル・ドゥヴォスが選ばれている。製作サイドによると「決してトラッシュな作品ではないが、息切れを起こさせるような作品」になるとのこと。8月末からスタートする撮影の場所はパリでの7週間の後、香港、マカオ、中国に渡る。 |
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このコーナーでもお届けしたイザベル・アジャーニの破局宣言。1ヶ月たった今も、アジャーニと元恋人の作曲家ジャン=ミッシェル・ジャール氏がメディアを通して激しい攻防合戦を繰り広げている。結婚の噂まであった二人だが、実は今年の二月にすでに破局。しかしこの秋に中国で大規模なコンサートを控えているジャール氏がクリーンなイメージを保ちたいがために公表を年末までにずらそうとしたことが、アジャーニの怒りを買うことに。彼女がに女性誌ELLEやニュース週刊誌L'EXPRESSにまで登場して、光り輝かんばかりの美しい姿を表紙で披露すれば、片やジャール側はは新しい恋人アンヌ・パリローとの2ショットをゴシップ週刊誌に撮られた後、大衆週刊誌VSDでは「とうとう真実を」とインタビューに答えている。結果、二人が表紙を飾った雑誌は1ヶ月でとうとう9誌に!しかし気になるのは、日刊紙リベラシヨンが指摘するように二人が登場している雑誌の出版会社。アジャーニ側はアシェット、ジャール側はプリズマとフランスを代表する二つの大会社とはっきり分けられているのだ。内部からも「ジャールは自分がパリローと食事をする場所をわざわざ雑誌側に伝えてきた」とか「ジャールがいつから表紙を飾っていなかったかを考えると…」「今までメディアに対して冷たい態度をとってきたアジャーニのくせに…」と様々な皮肉な声があがっている。このヴァカンス時期にネタ不足している雑誌側にとっては格好の話題であることは確かで、売り上げはアップを記録、そして当の本人たちにとっても自らの宣伝をする格好のチャンスであるのかも… |
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俳優で歌手のセルジュ・レジアニが7月23日に心臓停止で亡くなった。82才。1922年にイタリア北部で生まれたレジアニは1931年にムッソリーニのファシスト政権を逃れて家族とフランスに亡命。1937年に演劇学校を主席で卒業した。その後、80本の作品に出演した故人。特に印象深いのはシモーヌ・シニョーレと共演したジャック・ベッケル監督の「肉体の冠」(1951年)、ジャン=ピエール・メルヴィル監督の「いぬ」(1963年)、クロード・ソーテ監督の「友情」(1974年)など。1980年以降は歌手としての活動が増えたが、それでもテオ・アンゲロプロス監督の「蜂の旅人」(1986年)、レオス・カラックス監督の「汚れた血」(1986年)、アキ・カウリスマキ監督の「コンタクト・キラー」(1991年)らの作品に出演し、印象を残した。このフランスのショービズ界の重鎮の訃報に、7月27日にモンパルナス墓地で行われた葬儀には文化大臣やミッシェル・ピコリやアヌーク・エイメなどの俳優仲間、歌手のジョルジュ・ムスタキらが参加。その他ジャック・シラク大統領やアンリ・サルヴァドールなどがメディアを通して弔辞を送った。 |