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1957年、ノルマンディ地方グランヴィル生まれ。20歳から舞台で演技を磨き、86年にはイヴ・ロベール監督&主演のTVミニ・シリーズ「36年、夏」“L'ETE36”に出演し、俳優として活動の幅を広げる。その後、クロード・ルルーシュに気に入られ、「昼があり……夜がある……」“IL Y A DES JOUR....ET DES LUNES....”で映画デビュー。92年の「それすべて……そのために!」“TOUT CA... POUR CA!”ではヴァンサン・ランドン、ジェラール・ダルモンとの名トリオで脚光を浴び、『ア・ラ・モード』(93)『パリのレストラン』(94)など、次々と儲け役に起用され、その飄々とした個性で頭角を現わす。95年の『ペダルドゥース』では夜ごと、ゲイクラブで踊りまくるエリートサラリーマンを怪演し、セザール賞助演男優賞にノミネート。97年には『カンゾー先生』ではオランダ人脱走兵ピートに扮し、念願の日本映画にも進出した。また98年の『嘘の心』では少女殺害事件の犯人ではないかと疑惑の目を向けられる画家をミステリアスに演じ、新境地を開いた。 |
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1951年2月6日、トゥール生まれ。70年に舞台「ロエカンディエラ」で主演デビューの後、コンセルヴァトワールで演技を学ぶ。73年に「雨の中の愛」“UN AMOUR DE PLUIE”で映画デビューし、その独特のユーモラスな顔立ちとぎこちない動きが醸し出す味わい深い個性派俳優として引っ張りだこになる。クロード・ルルーシュ監督作の常連俳優として注目を浴び、78年の『2人のロベール/花嫁募集中』(78)では主人公のロベールを演じ、堂々主役ながら、セザール賞では助演男優賞に輝くという快挙(!)となった。その後も『ギャルソン!』(83)で助演男優賞候補となり、また日本の映画ファンには、パトリス・ルコント監督の『愛しのエレーヌ〜ルルーとぺルシエの事件簿』(83)と短編『ボレロ』(92)、ジャン=リュック・ゴダール監督の『カルメンという名の女』(84)『右側に気をつけろ』(87)などで、その特異なキャラクターを強烈に印象づけた。数多くの映画出演の合間に舞台にも果敢に進出し、91年から再演を重ねる独り芝居「コントラバス」ではモリエール賞のワンマンショウ賞を受賞。そして何より93年に主演した舞台劇「おバカさんの晩餐会」が記録的な大ヒットとなり、その映画化作品『奇人たちの晩餐会』でも当たり役となったフランソワ役を好演、98年のナンバーワン・ヒットを成し遂げると共に、セザール賞でも見事、主演男優賞を受賞した。『奇人たちの晩餐会』の共演者ティエリー・レルミットも「彼はすごい!」と絶賛するように、フランスでは大人から子供まで、誰からも愛されている名優である。 |
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1946年2月17日、フランス、アヌシー生まれ。グルノーブルの高等師範学校で現代文学と外国語の学士号を取得し、文学講師の資格を得るが、演劇に興味を抱き、69年にパリへ出て、ペリモニーの演劇学校で学ぶ。その後、コンセルヴァトワールに入学し、首席で卒業後、コメディ・フランセーズの研究生となり、本格的に俳優として活動を開始する。 72年にフランソワ・トリュフォー監督の『私のように美しい娘』で映画デビュー。その後、エリック・ロメール、ジャック・リヴェット、アラン・レネなど、ヌーヴェルヴァーグの名匠たちと名コラボレーションを築き、知性あふれる演技派俳優として高い評価を得る。85年の『赤ちゃんに乾杯!』ではこれまでのイメージを一新するプレイボーイのパイロット役で俳優としての知名度をあげ、86年の『メロ』でセザール賞主演男優賞候補。その後はセザール賞の常連俳優となり、91年の『愛を弾く女』で助演男優賞、97年の『恋するシャンソン』で主演男優賞に輝き、本作『クリクリのいた夏』でも助演男優賞候補となるなど、押しも押されぬトップスターとしての実力を発揮している。また新作「オーギュスタン/カンフーの王様」(仮題)では本人役で特別出演、「犯罪の風景」“SCENES DE CRIMES”ではシャルル・ベルリングと共演している。 |
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1928年1月24日、ブリュノワ生まれ。少年時代は道化師になる夢を持っていた。ミシェル・シモンやシャルル・デュランに憧れ、コンセルヴァトワールに入学するが、2年で中退。50年からロベール・デリーの劇団で演技を磨き、翌年からジャン・ポワレとのコンビを開始し、人気を博す。映画デビューは54年。サッシャ・ギトリ監督の傑作『殺人者と泥棒』(56)の泥棒アルベール役で注目され、以後、ドタバタ喜劇から風刺の効いたブラックコメディーまで、幅広い役を演じられる性格俳優として引っ張りだこになる。また、73年にはポワレ共演の舞台「ラ・カージュ・オ・フォール」をパレ・ロワール劇場にて開幕、女装芸人ジジ役で抱腹絶倒の熱演をみせ、大ヒットを記録。映画版『Mr.レディMr.マダム』(78)でもウーゴ・トニャッツィとのコンビで当たり役を演じ、セザール賞主演男優賞に輝く。 その後も、本来の軽妙な持ち味にいちだんと渋味を増し、演技派俳優としても高い評価を受け、セザール賞の常連俳優となり、『銀行』(78)『Mr.レディMr.マダム2』(80)『死への逃避行』(83)『トレンチコートの女』(85)『怪人プチオの密かな愉しみ』(90)で主演男優賞候補となり、『検察官』(81)『とまどい』(95)でそれぞれ主演男優賞を受賞している。また『怪人プチオの密かな愉しみ』では製作にも乗り出した。なお新作「放蕩者」“LE LIBERTIN”ではヴァンサン・ペレーズ、ファニー・アルダンと共演、また現在撮影中の『ベルフェゴール』“BELPHEGOR”ではソフィー・マルソーと共演と、映画出演作は100本をゆうに超え、その俳優活動はまったく衰えを見せない。 |
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1966年5月24日、マルセイユ生まれ。元プロのサッカー選手で、イギリスのプロリーグ、マンチェスター・ユナイテッドのエースストライカーとして大活躍。“キング・カントナ”の愛称を持ち、身長は6フィート2インチ。現役時代の95年に『しあわせはどこに』で映画初出演。不倫を楽しむサッカー選手役で軽妙な持ち味を発揮し、97年に引退後は、本格的に俳優に転向。『エリザベス』(98)では、ヴァンサン・カッセル演じるアンジュー公の部下ド・フォアを怪演し、俳優としての可能性を開いてみせた。今後、個性派俳優としての活躍が期待されるフランスの国民的スター。 |
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コート・フロランで演技を学び、92年にアマンディエ劇場でのミュッセ作「戯れに恋はすまじ」(ジャン=ピエール・ヴァンサン演出)に出演、モリエール賞、アルレッティ賞候補となり、女優として脚光を浴びる。映画は89年の『ロミュアルドとジュリエット』でデビュー。『恋路』(90)でのカトリーヌ・ドヌーヴの娘役で、その美少女ぶりに注目が集まり、94年の『プロヴァンスの恋』で有望若手女優賞候補に。96年の『視線のエロス』では一人称のキャメラに見つめられるヒロインという難役に挑戦し、カンヌ映画祭で絶賛され、セザール賞主演女優賞候補となった。新作もダニエル・トンプソンの初監督作品「季節の鼓動」“LA BUCHE”でエマニュエル・ベアール、シャルロット・ゲンズブールと共演したほか、ジュリエット・ビノシュがジョルジュ・サンドに扮した『年下のひと』など、話題作、大作への出演が続き、将来が期待される女優のひとりとして活躍中だ。 |
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幼い日のクリクリ//マルティーヌ・パフィエ クリクリ//シュザンヌ・フロン |
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1938年、パリ生まれ。父は『幸福の設計』(46)『現金に手を出すな』(53)『穴』(59)などで知られる名監督ジャック・ベッケル。中学卒業後、さまざまな職業を体験するが、58年に父の監督した『モンパルナスの灯』の助監督を務めたことをきっかけに映画界入りし、61年に『勝負をつけろ』で監督デビュー。ジャン=ポール・ベルモンドとは『黄金の男』(64)『タヒチの男』(66)で名コンビぶりを発揮し、ベルモンドをアクション・スターの地位に押し上げるとともに、マネー・メイキング監督として期待を集める。しかし当のベッケルは映画界を離れ、65年からTVシリーズ「愛すべき聖女たち」 “LES SAINTES CHERIES”を手がける一方、数多くのCMを制作。また74年には「花と一緒に云いなさい」“DITES-LE AVEC DES FLEURS”(ピエール・グランブラ)で俳優にも進出するなど、監督の枠にはまらない幅広い活動をみせる。その後、17年ぶりの映画監督作となるイザベル・アジャーニ主演の『殺意の夏』(83)では、セバスチャン・ジャプリゾの名脚本を得て、監督としてフィルム・ノワールに新境地を開き、セザール賞候補となる。また95年の『エリザ』は主演のヴァネッサ・パラディの5年ぶりの女優復帰作としても話題を集めた。本作『クリクリのいた夏』は、ベッケルが長年企画を温めていたジョルジュ・モンフォレの原作「マレの子供たち」の念願の映画化作品で、牧歌的なひと夏のドラマを、美しい映像と細やかなカットで感動的に綴り、父親譲りの“詩的リアリズム”の世界を展開。本国フランスで200万人以上を動員する記録的ヒットとなった。またセザール賞にも作品、監督をはじめ、主要5部門で候補となるなど、批評家からも大絶賛された。次回作として、サッシャ・ギトリの「毒」“LA POISON”(51)のリメイクに取り組んでいる。 |
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原作//ジョルジュ・モンフォレ[沼地の子供たち]ガリマール刊 脚色・台詞//セバスチャン・ジャプリゾ 撮影//ジャン=マリー・ドルージュ 衣装//シルヴィード・セゴンザック 音楽//ピエール・バシュレ 製作総指揮//エルヴェ・トリュフォー 製作//クリスチャン・フェシュネール
UNE COPRODUCTION // FILMS CHRISTIAN FECHNER / FRANCE 2 CINEMA / UGC IMAGE / RHONE - ALPES CINEMA / K.J.B.PRODUCTION配給//シネマパリジャン 提供//TBS・日活・シネマパリジャン 協賛//エルメスジャポン株式会社 |
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