「俺は男だ。数少ない真の男なのさ。残ったのは俺たち3人。しかも、全員が酔いどれだ」
酒と女が欠かせない熟年の作家バドと女たち

熟年の作家バド(クリス・クリストファーソン)は自分の人生が、すでに最盛期を過ぎたことを知っている。アルコールずけとなり、自分を極限まで追いつめることで小説を書く彼。バドは古いタイプの男だった。こんな彼の人生には女性も欠かせない。離れて暮らす妻グレタ(チューズデイ・ウェルド)と愛人マリー(ナターシャ・リチャードソン)はバドを愛しながらも、辛い日々を送った。「あなたといると、私まで破滅してしまいそう」と語るグレタ。「彼を愛しても報われることはない」と言うマリー。ふたりともバドにとって大切なのは自分自身と作品だけ、と分かっていた。
ある夜、酒びたりの彼は、つかの間の話相手を求めて、グレースの部屋を訪ねるが、彼女は恋人トムからの電話に手こずっていた。彼女をあきらめ、部屋に戻ったバドはタイプライターに向かう。夜があけ、ベテラン編集者がトムの部屋に原稿を取りにやって来る。彼の前で減らず口をたたきながらも、自分がもう若くないことを自覚するバドだった。