1884年、ヒュ−バート、ピアソン、フードレスの3人の建築家がニューヨークで最も洗練された集合住宅を作ろうとした。その結果、ヴィクトリアン・ゴシック調のホテルが完成した。当時、この地区で最も高層の建物となった。
そして、多くの文化人・芸術家がこのホテルを愛した。




[文学・演劇関係]
マーク・トウェイン
「トム・ソーヤの冒険」で知られる作家。常連客のひとり。

O・ヘンリー
短編小説の名手と呼ばれた作家。いつも別名で4階に部屋を借り、たいてい、酔っ払っていた。

トーマス・ウルフ
作家。831号室で晩年を送り、「天使よ、故郷を見よ」や「汝、故郷に帰れず」を執筆。死ぬ直前まで、チェルシー・ホテルについて書くつもりでいた。

ディラン・トマス
ウェールズ出身の詩人。このホテルに滞在。ディラン・トマスも滞在。アル中だった彼はホテルの近くで、脳卒中を起こし、39歳の若さで他界。

アーサー・ミラー
劇作家。「セールスマンの死」「クルーシブル(るつぼ)」で知られる彼も長期滞在者だった。

アーサー・C・クラーク
SF作家。「2001年宇宙の旅」の原作者である彼は、ホテルの広いスイートに滞在。この作品の脚本を書き上げる。映画監督のスタンリー・キューブリックも、よく出入りしていた。

ウィリアム・バロウズ
作家。「裸のランチ」の原作者として知られる彼も、ホテルを利用した。

アレン・ギンズバーグ
詩人。バロウズと並び、ビート・ジェネレーションを代表する彼もホテルに出入りした。

ポール・ボウルズ
作家。「シェルタリング・スカイ」で知られる彼は、オーソン・ウェルズのための脚本をここで執筆した。

パトリシア・ハイスミス
ミステリー作家。「リプリー」や「アメリカの友人」の原作者として知られる彼女も、ホテルの滞在者。

チャールズ・ジャクソン
作家。アルコール中毒者を描いた「失われた週末」の作家も、このホテルを愛した。

シャーウッド・アンダーソン
作家。このホテルに滞在した。

ピーター・ブルック
舞台演出家。舞台や映画の演出も手がける英国人の彼も、広いアパートを借りていた。

クエンティン・クリスプ
作家。英国出身で、同性愛のカミングアウトの先駆者。30年以上に渡って、ホテルに住む。

サム・シェパード
劇作家。オフビートな名作を若い頃は執筆。

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[映画関係]
サラ・ベルナール
フランスの伝説的な舞台女優。映画にも出演。いつもスイートに泊まり、シーツと羽毛入りのキルトを持参。カスタム・メイドの棺の中で眠った。

ジェーン・フォンダ
女優。60年代は反戦運動で知られたフェミニズム的な姿勢を持つ女優。

ドナルド・サザーランド
男優。60年代はフォンダ同様、反戦活動をする。ふたりはニューヨークを舞台にした「コールガール」で共演。このホテルを愛用する。

デニス・ホッパー
俳優。60年代はハリウッドの異端者として知られる。このホテルの滞在者。

ミロシュ・フォアマン
映画監督。70年代の「カッコーの巣の上で」でアカデミー賞受賞。チェコスロヴァキア出身の彼は、60年代は反体制の思想を持ち、このホテルに住んだ。

アイヴァン・パサー
映画監督。「生き残るヤツ」を70年代に撮る。フォアマン同様、チェコスロヴァキア出身で、ふたりで“チェコのヌーベルバーグ”と呼ばれる映画を作る。ホテルの住人のひとり。

ロバート・フラハティ
監督。“ドキュメンタリー映画の父”と呼ばれる彼も、ホテルの滞在者だった。

シャーリー・クラーク
監督。60年代にジョナス・メカスらと共にニューヨークでアンダーグランドな映画作りを始めた先駆的なフィルムメイカー。このホテルで数年暮らす。

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[音楽]
エディット・ピアフ
シャンソン歌手。フランスからニューヨーク公演のためにやってきて、このホテルに滞在。ニューヨーク中の批評家に酷評されて、傷心をいやした。

ヴァージル・トムソン
作曲家。このホテルに住んでいた。

ボブ・ディラン
フォーク・シンガー。NYを代表する草分け的なミュージシャン。66年のアルバム「ブロンド・オン・ブロンド」に収録された曲<ロウランズの悲しい目の乙女>を、このホテルで書く。何日も眠れぬ夜が続いた。

レナード・コーエン
ミュージシャン。チェルシーを愛したミュージシャンのひとりで、現代の吟遊詩人と呼ばれる。74年のアルバム「新しい肌と古い儀式」には、<チェルシー・ホテルNO.2>という曲が収められている。10代の女の子が大好きだった。

フランク・ザッパ
ミュージシャン。“マザーズ・オブ・インヴェンション”を率いていた頃、このホテルに滞在する。

ジャニス・ジョプリン
ロックシンガー。60年代の草分け的な女性シンガーも、ツアーの時はこのホテルを好んだ。70年に他界。

ジミ・ヘンドリックス
ミュージシャン。60年代ロック界の伝説の人物。ホテルのエベレーターで、ボーイに間違えられた、というエピソードもある。70年に他界。

ピンク・フロイド
英国のロック・グループ。ツアー中に滞在した。

ソフト・マシーン
英国のロック・グループ。マニア受けするサウンドをクリエイト。このホテルに滞在。

ザ・バンド
カナダ出身のメンバーを中心としたロック・バンド。ホテルに滞在。ボブ・ディランのバック・ミュージシャンだったこともある。

イギー・ポップ
ミュージシャン。ザ・ストゥージズを率いていた頃、ホテルを利用した。

オールマン・ブラザーズ・バンド
デュアン&グレッグ兄弟が作ったブルース的なバンド。デュアンはすでに他界。ホテルを利用した。

ジェファーソン・エアプレイン
60年代に登場した人気バンド。ホテルに滞在した。

ラヴィン・スプーンフル
アメリカのバンドで、ホテルを利用。グルーピーもいた。

パティ・スミス
吟遊詩人と呼ばれた女性パンク・ロッカー。70年代はオフ・ビートな戯曲を手がけていた劇作家サム・シェパードと、このホテルで一緒に暮らす。

シド・ヴィシャス
英国のパンク・ミュージシャン。恋人のナンシー・スパンゲンとホテルで暮らし、ドラッグ中毒のため、彼女を78年にホテルの一室で刺殺。その様子は映画「シド&ナンシー」でも描かれる。

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[アート]
アンディ・ウォーホール
アーティスト。60年代に映画「チェルシー・ガールズ」をこのホテルで撮影。この映画のおかげで、ホテルの名前がさらに有名になった。ウォーホール一家のメンバーとして知られたイーディ・セジウィック、ヴィヴァはホテルに滞在。ヴェルヴェット・アンダーグランドのメンバーも、よくやってきた。イーディは71年にドラッグで他界。

ジャクソン・ポラック
アーティスト。前衛的な作風で知られる彼も、チェルシーを愛した。

ロバート・メイプルソープ
写真家。無名時代にこのホテルに住み、パティ・スミスらと出会う。すでに他界。

ジュリアン・シュナーベル
アーティスト、映画監督。このホテルにアトリエを持っていた。後にニューヨークを舞台にした映画「バスキア」を撮る。

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